セルライトケアは「流す」ではなく「滑らせる」ケア

この記事は約 5 分で読めます

「セルライトを流す」

「老廃物を流す」

そうした表現をよく耳にしますが、実はこの“流す”という言葉には少し誤解があります。

かつてセルライトケアといえば、「リンパを流す」「老廃物を流す」といった手技が主流でした。これはもともとリンパドレナージュやオイルマッサージの考え方から発展してきた流れで、「滞ったものを押し流すことでスッキリさせる」という見た目の変化を目的としたものでした。

しかし近年では、この“流す=押し流す”という考え方だけでは十分でないことが分かってきています。なぜなら、リンパや組織液は単純に圧をかけて流せるものではないからです。

その通り道である筋膜(ファシア)や皮下組織の滑走性が整っていなければ、どんなに外から“流そう”としても、根本的な改善にはつながりません。

“流れ”を決めているのは、筋膜(ファシア)

血液やリンパが全身を循環するためには、通り道が柔軟で動きやすいことが必要です。その構造を形づくっているのが「筋膜(ファシア)」です。

ファシアは筋肉や脂肪、臓器を包み込みながら、層ごとに滑り合う構造を持っています。

この滑走性こそが、

・血液やリンパの流れ
・筋肉の伸び縮み
・皮膚や関節のしなやかさ

といった、身体の“巡りと動き”を支えているのです。

滑らなくなった筋膜=流れない身体

長時間の同じ姿勢、運動不足、ストレスなどによってファシアの水分バランスが崩れると、層どうしがくっつき(癒着)、滑らなくなります。

すると組織液の循環が滞り、

・むくみ
・冷え
・皮下の硬さや凹凸(セルライト)

といった変化が起こります。つまり、**セルライトは「流れていない結果」ではなく、「滑らない結果」**なのです。

“流す”ケアの落とし穴

「老廃物を流す」という発想のもと、強い圧で押し流す施術が行われることがあります。

しかし、ファシアが癒着して通り道が動かない状態では、いくら押し流しても一時的にしか変化せず、すぐに滞りが戻ってしまいます。さらに、強い圧は毛細血管を損傷し、フィブリン沈着や新たな癒着を生むことも。

結果的に「流すつもりが、かえって動かない身体をつくってしまう」ことも少なくありません。

“滑らせる”ケアが流れを生む

そこで注目されているのが、**ファシアの滑走性を整える「滑らせるケア」**です。

これは、強い圧で押すのではなく、ファシアの層を少しずつ動かしながら、組織の“滑り”を取り戻すアプローチです。

この滑らせるケアによって、

・組織液が自然に流れ出す
・毛細血管とリンパ管が柔軟に機能する
・皮膚や筋肉の動きが軽くなる

といった循環の自動回復が起こります。

強い力ではなく、正しい方向とテンションが身体を変えるのです。

「流す」は“目的”ではなく“結果”

従来の「流すケア」は老廃物を外に押し出すことを目的としていましたが、現代の「滑らせるケア」は、身体の構造を整えて“流れる状態”をつくることが目的です。

つまり、「流す」というのは“方法”ではなく、“結果”なのです。

アスリートセルライトケア®︎が目指すのは“滑らかな動き”

身体を「流す」ではなく、「動きやすく整える」。

それが、私たちが考える本質的なセルライトケアです。

まとめ

「流す」ではなく「滑らせる」…

この違いは、見た目の美しさだけでなく、動きのしなやかさ、巡りの軽やかさをも変えます。

強く押すのではなく、ファシアの声を聴きながら“導く”ケアを。

それが、アスリートにも選ばれる理由です。

TOP