ファシアに残る“運動の記憶

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私たちは「記憶」と聞くと、無意識に「脳」の働きを思い浮かべますよね。

しかし実際には、**筋膜(ファシア)**と呼ばれる組織にも“運動の痕跡”が残されていくことをご存じでしょうか?

「運動がなかなか上達しない」

「フォームを変えたいのに、すぐ元に戻ってしまう」

― このような“クセ”には、脳だけでなくファシアの記憶が深く関わっています。

ファシアとは?
― カラダを包む「動きの器官」

ファシア(筋膜)は、筋肉・骨・内臓など全身の組織を包み、つなぎ、滑りを与える“立体的ネットワーク”です。

✔ ファシアは「形」だけでなく
「動き」を記憶する

ファシアはコラーゲン線維でできており、

・よく動かす部分は滑りよく整い、

・動きの偏りがある部分は引きつり、硬さや癒着が生まれる。

この状態の変化そのものが、まるで“動きの記録”として残っていきます。

使い続けた動きは
“ファシアの形”になる

ファシアは負荷のかかり方に応じてコラーゲン線維を再編成します。

例えば…

  • 片側重心で立つクセ
  • 歩く際の足のねじれ
  • スポーツの“我流フォーム”
  • デスクワークで固まった肩の前方巻き込み

これらは単なる“習慣”だけではなく、ファシアがその使い方を記憶した結果でもあります。だからこそ、フォームを変えようとしてもすぐに元の動きに引っ張られます。

脳の学習だけでは、ファシアに刻まれた情報を上書きしきれないのです。

ファシアの記憶が「クセ」や「上達しない原因」をつくる

✔ 脳で正しい動きを理解しても、
カラダがついてこない理由

ファシアの癒着や偏った緊張があると、本来の関節可動域や筋肉の使い方が制限されます

結果として…

  • 正しいフォームが“違和感”に感じる
  • いつもの動作に無意識で戻ってしまう
  • 力の入り方が偏り、効率の悪い動きになる
  • 上達スピードが落ちる

これは、ファシアが過去の動きを優先する“身体の記憶”を持っているから起こることです。

ファシアの記憶を上書きするには?

① 癒着・硬さを解きほぐし、ファシアをリセットする

まずは偏った構造を整え、自由に動ける状態に戻すことが重要です。

ファシアが滑らかになると、動きの抵抗が消え、学習効率が一気に高まります。

施術後に動作が軽くなるのは、まさにファシアの記憶が書き換わる瞬間です。

② 新しい動きを“繰り返す”ことで正しい記憶を定着させる

ファシアが整った後は、正しいフォームの練習を重ねることでコラーゲン線維がその動きに合わせて再構築されていきます。

これはまさに、“脳とファシアの共同学習”

✔ 正しい動きが自然になる

✔ 無駄なクセが抜けていく

✔ パフォーマンスが安定する

このプロセスは、

施術(リセット)+動き(再学習)

の二段階で完成していきます。

動きの学習は「脳」と「ファシア」の両方で行うもの

フォーム改善やパフォーマンス向上には、カラダの“動きの記憶媒体”であるファシアへのアプローチが欠かせません。

▶ 動きのクセを根本から変えたい方へ

アスリートセルライトケア®
×
動作分析
×
動作指導

これらを組み合わせることで、ファシアの記憶を上書きしながら“動ける身体”を作ることができるようになります。

「フォームが崩れる」

「動きが安定しない」

「長年のクセが抜けない」

そんなお悩みがある方は、一度ご相談ください。

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