肉離れは“筋膜”から始まる
〜予防のカギは筋膜の滑走性〜
スポーツや日常動作のなかで発生する「肉離れ」。
多くの方が、
筋肉が急に切れて起こる
というイメージを持っています。
しかし実際の現場では、筋肉が切れる前に、筋膜が硬くなっているケースが多いということが見えてきます。
ここでは、肉離れと筋膜の関係、そして予防について解説します。
肉離れは“いきなり”起きない
肉離れは突然のケガに見えますが、実は時間をかけて準備されています。
その「準備」とは、筋膜の線維化(硬化)・緻密化 です。
筋膜が硬くなると、筋肉の動きがスムーズに行えなくなり、伸び縮みの余裕がなくなります。そしてある瞬間、走る、踏ん張る、急加速するなどの動作で、耐えきれずに“ビリッ”と損傷が発生します。

筋膜が線維化すると何が起きる?
「線維化」とは、筋膜のコラーゲン繊維が増え、束が太くなり、水分が減って、硬く緻密になる状態を指します。
イメージは 古いゴムバンド。伸びない・硬い・切れやすい。
筋膜が線維化している部分があると…
- 伸びない
- 引っ張られやすい
- 力が逃げない(力が集中する)
つまり、断裂リスクが上がり肉離れしやすい組織環境が作られてしまうのです。
筋膜の“滑走性”がカギ
肉離れを防ぐために重要なのは、筋肉そのものの強さだけではありません。
むしろ、
筋肉を包む筋膜が、滑らかに滑ること
これが非常に大切です。
筋膜全体が適切に滑ると…
- 筋肉がしなやかに動く
- 力がスムーズに伝わる
- 負荷が一点に集中しない
ことで、結果的に断裂リスクが低くなります。逆に滑らないと、力が癒着している部分に「一点」に集中してしまい、そこで切れてしまうのです。
予防の基本は「滑らせるケア」
肉離れ予防では、
❌ 強く押す
❌ ゴリゴリほぐす
❌ 痛みを我慢
これらは逆効果になることがあります。
内出血を引き起こすほどの強い刺激を入れると、余計に線維化を促す可能性もあります。
最も効果的なのは、
👉 筋膜を捉えて、ずらして、滑らせる
という発想のケアです。
筋膜が柔らかく滑るようになるほど、動きはしなやかに、ケガは起きにくくなります。
パフォーマンス向上と予防は同じライン
肉離れを予防する施術やケアは、そのままパフォーマンス向上に直結します。ここが重要なポイントです。
理由はシンプルで、ケアよって癒着を取り除くことができると、
✔しなやかに伸びる
✔強く縮むことができる
✔力を逃がさず、余すことなく伝える
ということは、速い、強い、切れないに繋がる。
つまり、「ケガ予防」と「パフォーマンスアップ」は全く同じメカニズムの上にあるのです。
線維化は改善できるのか?
筋膜の線維化は、完全に元通りにはならない場合もありますが、滑走性を取り戻すことは可能です。
臨床では、以下のような変化が期待できます:
- 動きのしなやかさ回復
- 牽引ストレスの減少
- 痛みの減少
- 再発予防
習慣的なケアは強力ですので、癒着・線維化の程度に関わらずしっかりと取り組み、たとえ小さな変化であったとしても積み上げることが重要です。
アスリートセルライトケア®︎が
“肉離れの予防”に効く理由
✔ 肉離れは「筋膜の硬化」が伏線
✔ 筋膜が線維化すると、伸びずに切れやすい
✔ 重要なのは「筋肉」ではなく「筋膜の滑走性」
✔ 滑らせるケアが予防とパフォーマンス両方につながる
✔ 線維化は改善できるし、臨床的に有用

もっと詳しく知りたい方へ
・肉離れを繰り返してしまう
・スプリントやジャンプで怖さがある
・加速や踏み込みで違和感が出る
こうした方は、ぜひご相談ください。
筋肉を守るために、まずは筋膜を滑らせることから始めましょう。